どうも、ぱぱをです。
ネントレ(ねんねトレーニング)をする際、多くの人がネントレ本を1冊は手にして行うのではないでしょうか?
しかし、Amazon等のレビューだけを見ても、どの本が良いのかはなかなか判断がつかないと思います。
そこで今回は、実際にネントレをやった経験も踏まえて、読んだ人が自分にあっているネントレ本を見つけられるように、主要なネントレ本を、
・読みやすさ
・実践しやすさ
・詳しさ
・医学的な根拠の強さ
・赤ちゃんへの優しさ
・ママ(パパ)への優しさ
の6つの指標から評価・比較してみました。
人気ランキングよりも自分に合っているかが大事
ECサイトや比較サイトで人気のあるネントレ本を見つけることはできますが、果たしてそれが自分にあっているかどうかまで判断することは難しいです。
ネントレ本によってはやり方はほとんど同じだけど、読みやすさが違ったり、実践のしやすさが違ったりします。
人気だけを基準に選んでしまうと、自分にあっていないものを選んでしまう可能性もあります。
なので、人気ランキングよりも、自分にはどういうネントレ本があっているのかという観点からネントレ本を選ぶほうが、ネントレの成功率も高くなると思います。
ネントレ本において私が重要だと考える指標は、上で書いた通り、以下の6つです。
それぞれの指標について評価の観点をまとめておきました。
●読みやすさ
・本を読了・理解するのにどのくらい時間がかかるか
・自分が知りたいことを目次から探すことができるか
●実践しやすさ
・実践手順が明確でわかりやすいこと
・時間や手間がかかりすぎないこと
●詳しさ
・ネントレに必要な情報が網羅されていること
・様々なパターンについて対処法が書かれていること
●医学的な根拠の強さ
・書かれている内容について、どの程度医学的な根拠が示されているか
●赤ちゃんへの優しさ
・実践方法が赤ちゃんに厳しいものでないか
・「赤ちゃんが可哀想」と思わなくてよいようなやり方か
●ママ(パパ)への優しさ
・ネントレをする人の心に寄り添っているか
・ネントレを実践する人の心理的負担に対するフォローがあるか
ちなみに★の数については書くまでもないかもしれませんが、こんな感じです。
★…かなり足りない
★★…普通より少し足りない
★★★…普通くらいにある
★★★★…普通よりも手厚い
★★★★★…かなり手厚い
6つの観点からのネントレ本を比較
上にあげた6つの観点から、主要なネントレ本を評価しました。
個別の詳しいレビュー記事を書いている本もあるので、気になったら見てみてください(その本でのネントレのやり方や目次も網羅しています)。
ママと赤ちゃんのぐっすり本
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★★ |
詳しさ | ★★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
「『夜泣き・寝かしつけ・早朝起き』解決ガイド ママと赤ちゃんのぐっすり本」は、アメリカのIMPI(妊婦と乳幼児の睡眠コンサルタント)の資格を日本人で初めて取得した愛波文氏が執筆した本です。
読本の時短ガイドとして、時間がない人向けに、この章だけ読めばとりあえず実践できる、というのを最初に書いてくれているのも良いところです。
またネントレのやり方についても、明確にどの位置でとか、何分間とか書かれているので、実践する上で迷うことがありません。
合理的かつ論理的に書かれているので、ネントレを合理的・論理的に進めていきたい人におすすめです。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★ |
詳しさ | ★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★ |
「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」は、自身も子供の夜泣きで苦しんだ経験から、夜泣きに苦しむママたちの力になりたいと夜泣き専門保育士となった清水悦子氏が執筆した本です。
ママの口コミで広がっていって20万部を突破したベストセラーでもあり、たくさんのママが効果を実感しています。
ネントレのやり方については、赤ちゃんのタイプ別に4つの方法を提案しており、ネントレ本の中では珍しく添い寝を推奨しています。
内容も語り口もタイトル通り、赤ちゃんに対してもママに対しても優しさが感じられるネントレ本です。
添い寝をやめたくない人や、赤ちゃんやママの気持ちに優しいネントレをしたい人におすすめです。
マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
「マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング」は、上で紹介した「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」をマンガにして読みやすくした本です。
マンガやイラストがメインで、図もたくさん使われているので、圧倒的に読みやすいです(試しに数えてみたら、全165ページ中110ページがマンガやイラストで構成されていました)。
また、絵がとても優しい感じで(こげぱんの作者が担当されています)、読んでいて包み込まれるような優しさにあふれています。
ただし、マンガやイラストでスペースを取っている分、詳しくパターンが網羅されているわけではなく、特定のケースに関する対処法のみが書かれています。
それでも、書かれているケースで困っていて、活字の本を読む余裕がない人には最適な本だと思います。
詳しくは【ネントレ本レビュー】マンガでよくわかる赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド で、書いているケースの内容についても紹介しています。
読みやすさ | ★★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★ |
詳しさ | ★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★★ |
イラストでわかる! 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★ |
詳しさ | ★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★ |
「イラストでわかる! 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」は、上で紹介した「0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」を雑誌形式にして読みやすくした本です。
マンガの方と比べると、内容的にはオリジナルの「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」に近く、一通りネントレのやり方について説明してくれています。
また、雑誌らしく挿絵や写真が多く使われていたり、Q&Aのページが多かったりするので、とても読みやすいです。
さらに、実際に子育てをしている人たちの談話や著者である清水氏との対話もあるので、共感しながら読み進めることができます。
雑誌を読むのが好きな人にはおすすめの1冊です。
赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版
読みやすさ | ★★ |
実践しやすさ | ★★★ |
詳しさ | ★★★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
「ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版」はジーナ・フォード氏が、12年間で300以上の家庭でナニー(乳母)として働いていた経験を元に執筆した本です。
この本の初版は1999年にイギリスで出版され、口コミで噂が広がり50万部のベストセラー育児書となっています。
その後世界各国で翻訳されて読まれ、2017年には改訂版である本書が出版されて、初版本と合わせて100万部のベストセラーになっています。
この本は一言で言うならネントレの辞書です。
様々なパターンに対して、彼女の豊富な経験と医学的な知見から対処法を書いています(詳しさについては★をあと2つつけたいくらいです)。
ただ内容が多すぎる故に、読みやすさは多少犠牲になっています。
他のネントレ本でうまくいかなかった人、ジーナ式でやりたい人におすすめです。
詳しくは【ネントレ本レビュー】ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 で内容について紹介しています。
医者が教える赤ちゃん快眠メソッド
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★★ |
詳しさ | ★★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
「家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド」は、東大医学部卒の医師である森田麻里子氏が、各国の医学研究を元にあみ出したメソッドについて執筆した本です。
著者自身、毎日6時間の寝ぐずりに悩まされていたのが、このメソッドを実践したところ、3日で即寝体質になったと書いています。
様々な部分でエビデンスとなる研究や論文を示してくれているので、このやり方でよいんだ、と安心してネントレを行うことができます。
また、医者らしく書き方も的確で、やり方で迷うことはなさそうです。
ネントレって赤ちゃんが可哀想じゃない?とか、赤ちゃんに悪影響がない?というよくある心配にも医学的な見地から答えてくれています。
ネントレが赤ちゃんにとっても良いものなのかわからないとか、医学的に裏付けのある効果的なやり方で安心してネントレを行いたいという方にはおすすめです。
かんたん☆ねんねトレーニングBOOK
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★ |
詳しさ | ★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★★ |
「赤ちゃんが夜早く、長く眠る かんたん☆ねんねトレーニングBOOK」は子供専門鍼灸師である伊藤かよこ氏が、自身が子供の睡眠で悩んでネントレした経験と、寝かしつけのカウンセリングをした経験から執筆した本です。
ネントレのやり方として、赤ちゃんを泣かせる代わりに早く効果の出るスピードネントレと、時間がかかる代わりになるべく赤ちゃんを泣かせないゆるゆるネントレを提案しています。
ゆるゆるネントレでは、授乳しても寝る瞬間さえベッドの上であればOKなので、他のネントレに比べるとかなりゆるく始められるようになっています。
この本はママの心のケアにかなりの比重を置いており、鍼灸師らしくスキンタッチ等のマッサージがいくつも紹介しています。
ネントレのハウツーについては情報少なめ(スケジュールもほぼない)ですが、ネントレに対してかなり心理的抵抗があるという人にはいいかもしれません。
赤ちゃんもママもぐっすり眠れる 魔法の時間割
読みやすさ | ★★★ |
実践しやすさ | ★★ |
詳しさ | ★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
「赤ちゃんもママもぐっすり眠れる 魔法の時間割」は南アフリカ共和国で出産・子育てをした清水瑠衣子氏が、同国の育て方で、生後3ヶ月過ぎから夜通し眠り、昼間も機嫌のいい赤ちゃんを育てた経験から執筆した本です。
スケジュールや離乳食の時期や内容も南アフリカ式なので、日本で一般的なものとはかなり違います(離乳食に関しては参考程度にとどめてもらえばよいとしています)。
書き方がふわっとしていたり、後で出てくる補足説明を読まないとどうすればいいのかわからなかったり(その場所も書かれていない)するため、一冊全部読まないとネントレを始められず、他のネントレ本と比べてちょっと使いにくい印象を受けました。
他のネントレ本のスケジュールが合わなかった人や、一人寝はできるけど昼間のグズグズが気になる人にはいいかもしれません。
ネントレ本 番外編
番外編では、ネントレ関連の本かなと思って買ったら、ネントレ本ではなかった本を紹介します。
ネントレ本だと思って間違って買ってしまわないように、という意味と、一応どんな内容なのかということもサラッと書いていこうと思います。
フランスの子どもは夜泣きをしない
「フランスの子どもは夜泣きをしない ―パリ発「子育て」の秘密―」は「ウォール・ストリート・ジャーナル」誌の外国特派員としてパリに駐在し、そこで子育てをしたパメラ・ドラッカーマン氏が、行儀よく、夜もよく寝るパリの子どもをみて、その子育ての仕方について発見したことについて書いたエッセーです。
エッセーなので、ハウツーに関してはほぼ書かれておらず、自分の視点からパリではこういうことを当たり前にしていて、それが子供の教育になっているようだ、的なことが書かれています。
パリの妊婦がスリムな理由や、フランスの赤ちゃんが朝までぐっすり眠る理由など、読み物としては面白いかもしれませんが、ネントレをしようと思ったときに読む本ではありませんでした。
赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本
「カリスマ助産師トコちゃん先生の赤ちゃんがすぐに泣きやみグッスリ寝てくれる本」は、妊産婦の5人に1人が使っていると言われる有名なトコちゃんベルトをあみ出した元京大病院産科分娩部・未熟児センター婦長の渡部信子氏が執筆した本です。
この本では、赤ちゃんはまんまるにしてあげればすぐに安心して泣きやむし、一日に5分しか泣かずにほとんど眠っているということもあると書かれています。
なのでスケジュールとか寝かしつけのやり方を変えるとかそういう話は一切出てきません。
そういう意味でネントレ本ではありません。
残念なことにこの本を手にしたのが、我が子が生後5ヶ月くらいの時で、すでに寝るときに寝返りをゴロゴロしている時期だったので、まんまる寝床を試すことはできませんでした。
また、すでに抱き方の癖がついてしまっていたので、まんまる抱っこもちょっと経つと嫌がってしまって実践できませんでした。
ただ次の子が生まれたときにはやってみたいな、と思っています。
まんまるにしてあげれば、赤ちゃんを泣かせずとも寝かせられるそうなので、まだ赤ちゃんが小さいようであれば、試してみる価値はある一冊かなと思います。
まとめ・評価一覧
自分にあった一冊は見つかったでしょうか?
ぜひネントレを成功させて、赤ちゃんもママもパパもハッピーな毎日を送りましょう!!
最後にネントレ本を比較しやすいように、評価を下にまとめておきます。
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★★ |
詳しさ | ★★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★ |
詳しさ | ★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★ |
読みやすさ | ★★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★ |
詳しさ | ★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★ |
詳しさ | ★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★ |
読みやすさ | ★★ |
実践しやすさ | ★★★ |
詳しさ | ★★★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★★★ |
詳しさ | ★★★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★★★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |
読みやすさ | ★★★★ |
実践しやすさ | ★★★ |
詳しさ | ★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★★★ |
読みやすさ | ★★★ |
実践しやすさ | ★★ |
詳しさ | ★★ |
医学的な根拠の強さ | ★★ |
赤ちゃんへの優しさ | ★★★ |
ママ(パパ)への優しさ | ★★★ |