どうも、ぱぱをです。
寝かしつけを楽にしたいけど、ネントレ(ねんねトレーニング)で赤ちゃんを泣かせるのは、どうしても耐えられないという人もいますよね。
ネット上でよくある「泣かせないネントレ」は泣かせたままにしないだけで、残念ながら赤ちゃんを全く泣かせないわけではありません。
その辺りについては別記事で書いてますので、そちらをお読みください。
【関連記事】
泣かせるネントレ・泣かせないネントレとは?【本当に泣かせないのか?】
そこで、今回は赤ちゃんを泣かせることにどうしても抵抗があるという人向けに、本当に赤ちゃんを泣かせないネントレの方法についてまとめました。
ただし、このネントレの場合、一般的なネントレよりも効果は弱めです。
ネントレで赤ちゃんが泣くのは、寝方を強制的に変えさせることが原因ですが、それをしないとなかなか一人で寝れるようになったりはしないからです。
とはいえ、今回紹介する方法でも、寝るまでにかかる時間が短くなったり、起きにくくなったりするので、今までよりも寝かしつけにかかる時間や回数は減るのではないかと思います。
ちなみに、この方法は様々なネントレ本とそれを実践した経験からまとめ上げたものになります。
一応ネントレをする上で参考にさせてもらった本を列挙しておきます。
・【改訂版】カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座・赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
・マンガでよくわかる 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド 0歳からのネンネトレーニング
・ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド
・家族そろってぐっすり眠れる 医者が教える赤ちゃん快眠メソッド
これらの本には本当にお世話になりました。
いずれ、それぞれの本のレビューを書かせてもらおうと思っています。
本当に赤ちゃんを泣かせないネントレ
今回紹介する泣かせないネントレのやり方では、赤ちゃんを泣かせる原因となる、寝かしつけを強制的に変えることはしません(そういう意味ではトレーニング的な要素はありません)。
赤ちゃんが寝やすい環境を作り、寝やすい習慣を作り、寝やすい寝かせ方をしてあげるだけです。
この泣かせないネントレは、赤ちゃんを泣かせないので、新生児からでも、生後5ヶ月位からでも、もっと大きくなってからでも始めることができます。
さっそくやり方について説明したいところですが、その前にこれをやるかどうか判断するための情報として、このやり方のメリットとデメリットについて触れておきます。
本当に赤ちゃんを泣かせないネントレのメリット
赤ちゃんを泣かせないで済む
一般的なネントレではどうしても赤ちゃんを泣かせてしまいますが、このネントレでは、寝方を強制しないので赤ちゃんを泣かせる必要はありません。
ただ、泣かせはしませんが、結果的に寝かしつけの時に泣いてしまう可能性はあります。
もし毎回寝かしつけの時に泣くようになってしまったら、一般的なネントレを検討してもいいかもしれません(どうせ泣くのなら、その後泣かなくて済むようにネントレするのも一つの手です)。
昼間は起きて夜寝る習慣がつく
授乳時間・睡眠時間のスケジュールが身につくので、昼間は長く起きている代わりに、夜長く寝る習慣ができます。
なので、夜中は仮に起きても、まだ眠いため自分で寝付くか、少しの寝かしつけでまた寝付くことができるようになります。
そうなれば夜の負担が減るので、少しはまとまって眠れたり、体を休めることができるようになると思います。
その代わり昼寝は短くなるので、月齢にもよりますが昼間は結構赤ちゃんにかかりきりになります。
一般的なネントレの準備ができる
このネントレをやっておくと、一般的なネントレをやろうと思った時に、すでに8割くらいはできていることになります。
なので、あとは寝かしつけ部分を変えるだけで、寝かしつけがいらなくなり、もっと長時間まとまって寝るようになります。
本当に赤ちゃんを泣かせないネントレのデメリット
一人寝できるようにはならない
繰り返しにはなりますが、基本的に赤ちゃんの寝かしつけは変えないので、今まで通りの寝かしつけが必要になります。
ただし、赤ちゃんが眠くなるタイミングで寝かしつけをするので、寝かしつけにかかる時間は短くなると思います。
眠りが浅くなったときに起きやすい
長時間まとまって寝るかどうかは、一人寝ができるかどうかと密接に関連しています。
赤ちゃんは30分おきくらいに眠りが浅くなりますが、そのときに一人寝ができる赤ちゃんは、ちょっと泣いたり、寝返りをしても再度ひとりで寝付くことができます。
しかし、一人寝ができないと一度目が覚めてしまうと、一人では寝られず、起きてしまうことが多いです。
本当に赤ちゃんを泣かせないネントレのやり方
少し前置きが長くなってしまいましたが、ここから赤ちゃんを本当に泣かせないネントレのやり方について説明します。
本当に泣かせないネントレのやり方は
- 月齢にあった睡眠スケジュールを定着させる
- 決まった時間に決まった量を授乳する
- 赤ちゃんの寝る環境を整え、寝るための準備をする
- 寝かせ方・起こし方を決まった形にする
です。
通常のネントレであれば最後に、寝かせ方を矯正する手順が入ってきますが、今回紹介するやり方ではやりません。
それでは順番に見ていきましょう。
月齢にあった授乳・睡眠スケジュール
月齢ごとの授乳時間と睡眠スケジュールについては、ネントレ本によって色々と違いがありますが、赤ちゃんの活動限界時間に合わせて昼寝をさせるという点は基本的に同じです。
こちらでジーナ式のネントレスケジュールをまとめているので、参考にしてみてください(もちろん他のネントレ本のスケジュールでも構いません)。
【関連記事】
【ジーナ式ネントレ】各月齢の授乳時間・睡眠スケジュールまとめ
赤ちゃんが一日に必要な授乳量
●ミルクの場合
通常のミルクの量を目安にしてもらえればそれで問題ありません。
飲んでいる途中で赤ちゃんが寝てしまう場合には、一度哺乳瓶を口から外して赤ちゃんの体を起こしたり、オムツ替え(のフリでもOK)をして起こすようにします。
●母乳の場合
母乳の場合は、赤ちゃんがどれくらい飲んでいるかわかりにくいです。
ベビースケールがあれば、授乳前後で計って飲んだ量を測ることもできますが、ベビースケールを持ってない家庭も多いと思います。
ベビースケールがない場合は、赤ちゃんを抱いた状態と抱いていない状態で体重計で体重を測り、その差分で赤ちゃんの体重を測定します。
その体重測定を1週間おきか2週間おきくらいでやって、順調に体重が増えていれば、しっかり飲めていると判断してOKです。
慣れてくると、授乳前後のおっぱいの張り具合で十分に飲んでいるかどうかがわかるようになってきます。
特に最後寝る前はしっかり飲ませるようにすると、赤ちゃんがお腹をすかせて起きるまでの時間を後ろに延ばすことができます。
ミルクの場合と同様に、飲んでいる途中で赤ちゃんが寝てしまう場合には、一度赤ちゃんを体から離して起こしたり、オムツ替え(のフリでもOK)をして起こすようにします。
赤ちゃんが寝やすい環境を整える
寝る環境と寝るまでの準備については、こちらの記事で詳しく説明しています。
【関連記事】
【よく寝る子にする】赤ちゃんを夜ぐっすり寝かせるための準備
赤ちゃんが寝やすい環境を作ることで、赤ちゃんが眠りにつきやすく、起きにくくなります。
赤ちゃんの寝かせ方
赤ちゃんを早く、上手に寝かせるやり方についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
【関連記事】
【新生児からできる】赤ちゃんが早く寝る寝かせ方
赤ちゃんを寝かしつけるときにいくつかポイントを押さえることで、赤ちゃんがすんなり寝るようになってくれます。
赤ちゃんの起こし方
赤ちゃんを起こすときには、なるべく赤ちゃんが自ら起きるようにします。
誰だって無理やり起こされるのは嫌ですし、起きたあと気分が良くないですよね。
赤ちゃんも同じで、無理やり起こすと起きぐずりしやすくなってしまいます。
なので、
- 電気をつける、もしくはカーテンを開けて部屋を明るくする
- 布団やスリーパー等をはがす
- 5〜10分経っても起きなければ声をかける
- 声をかけても起きなければ少し体に触れたり、ポンポンしたりする
- 最終手段は体を起こす
という感じで、なるべく赤ちゃんに対する働きかけは少なめで起こすようにします。
起きにくい赤ちゃんの場合は、赤ちゃんの睡眠の周期は30分〜35分くらいおきにくるので、多少スケジュールからずれるくらいであれば、そのタイミングを待つようにしても良いかもしれません。
まとめ
赤ちゃんが寝るために必要なのは、
- 眠くなったときに寝る習慣
- 寝やすい環境
- 寝やすい状態
- 寝るときのルーティーン
です。
そのためにスケジュールや寝る環境の整備、寝かせるまでの準備等が必要になります。
ただ、一度にすべてを整えることが難しければ、一つ一つできるところからでも大丈夫です。
この記事を読んでくれた方が、少しでも寝かしつけが楽になり、赤ちゃんとより楽しい時間を過ごせるようになることを祈ります。