どうも、ぱぱおです。
子供が生まれてから辛いことの一つにまとまった睡眠時間を取れないこと、というのがあると思います。
特に赤ちゃんが生まれてすぐは2〜3時間しかまとまって寝てくれません。
ぱぱおは、最初にこの強制細切れ睡眠で育児は大変だな、というのを実感した記憶があります。
我が家もまめをさんが生まれてから3週間目までは、まとまって寝られたのは長くて2時間くらいでした。
少しずつ慣れては来るものの、やっぱり寝た気はあまりしません。
ところが、ある時ぱぱおが爆睡していて、ままおさんが起きてから寝かしつけまでを全部やってくれていたことがありました。
このときの目覚めのスッキリ感と言ったら!
もう最高でした!こんなにスッキリするのかと。
そこで我が家では深夜交代制を導入する運びになり、5時間くらいのまとまった睡眠を取ることに成功したので、そのことについて書きたいと思います。
深夜交代制とは
深夜交代制とは文字通り、深夜の寝起き〜寝かしつけまでを交代制にするということです。
具体的には、こんな感じです。うちは0時位に全員寝始めます。
時刻 | まめを | ままお | ぱぱお |
0時〜2時半 | 寝てる | 寝てる | 寝てる |
2時半〜3時半 | 起きてる | 寝てる | 起きてる |
3時半〜6時 | 寝てる | 寝てる | 寝てる |
6時〜7時 | 起きてる | 起きてる | 寝てる |
7時〜9時半 | 寝てる | 寝てる | 寝てる |
実際にはこんなきれいに2時間半ずつ寝てはくれませんし、赤ちゃんが寝てからこっちも寝るので、きっかり6時間は寝れません。
それでも5時間くらいまとめて寝れるというのはめちゃくちゃ大きいです。
我が家では現在、ままおは専業主婦、ぱぱおは一年間の育休中なので、上のようなスケジュールでできています。
でもパパさんが働いてる家庭でこれを導入しようとすると、こんな感じになるでしょうか。
時刻 | 赤ちゃん | ママさん | パパさん |
0時〜2時半 | 寝てる | 寝てる | 寝てる |
2時半〜3時半 | 起きてる | 起きてる | 寝てる |
3時半〜6時 | 寝てる | 寝てる | 寝てる |
6時〜7時 | 起きてる | 寝てる | 起きてる |
7時〜9時半 | 寝てる | 寝てる | 仕事 |
パパさんの家を出る時間によっても変わると思いますし、最悪6時〜7時の寝かしつけは赤ちゃん次第でできない可能性もあります。
それでも、オムツ替えとミルクまであげておいてもらえれば、ママさんとしては結構楽になるのではないでしょうか。
意外な副産物①
そして、実際にこれを導入して、まとまった睡眠時間以外に嬉しいポイントが有りました。
それは、自分がやらなくていいという安心感です。
それまでは、赤ちゃんが起きたらぱぱおがおむつを替えて、その間にままおさんが母乳の準備をして、母乳〜寝かしつけの間は、ぱぱおは待機しています。
ままおさんが寝かしつけに失敗したときやミルクを足す必要があるときなどに動けるように、眠りはせずに、横になって待機です。
でもこの交代制を導入したことによって、全部相手に任せていい時間帯ができます。
これは実際にやってみるとわかると思いますが、すごく楽です。
赤ちゃんが泣いたらすぐに自分が何かしなきゃ、ってなっていた状態から開放されます。任せていんですから。
これはとても嬉しい副産物でした。
意外な副産物②
これはそこまで意外でもないかもですが、一通り一日の赤ちゃんの世話と家事ができると、どちらかが倒れたり、家を空けなきゃいけない場合にも、残った一人で対応することができます。
いわゆるリスクヘッジですね。
仕事では、誰かがいなくても回るようにしなければいけないというのは、当たり前のことですが、家事育児においても同じだと思います。
どちらがか一時的にいなくても(こういうのは突然来たりします)、家庭が回るようにしておくのはとても大事なことです。
交代制のために必要なこと
とはいえ、どの家庭でもすぐにこの交代制を導入できるわけではないと思います。
この交代制を実現するためにはいくつか必要なことがあります。
それは
- 夫婦の協力
- 完全母乳をあきらめること
- 育児の主担当でない人の寝かしつけスキル
です。特に必要なのは、太字にしましたが夫婦の協力です。
夫婦の協力
例えば、パパさんだけが外で働いている家庭では、パパさんが育児の大変さがわからず、協力してくれないということも多いのではないかと思います。
育児の大変さについては別記事でもまとめたいと思いますが、実際にやってもらうのが一番です。
休日に丸一日パパさん一人で赤ちゃんの面倒を看てもらいましょう。
もちろん、いきなりやれと言われてもパパさんもできないでしょうから、ママさんがそばにいて、赤ちゃんが起きたらこれ、寝てる間にこれ、泣いたらこれとこれ、というふうに指示を出してあげてください。
指示を出すママさんも大変かもしれませんが、この先の協力体制のための先行投資です。
パパさんも休日は休みたいと思うでしょうが、ママさんは休日も同じようにやっています。
またママさんの大変さを理解することは夫婦円満の第一歩ですので頑張りましょう。
こうして実際にやってもらうことで、オムツ替え、ミルク作り、沐浴等はそんなにかからずにできるようになるはずです。
完全母乳をあきらめること
これは、最初母乳が出ない時期にミルクをあげていたこともありましたし、足りない分をミルクで足すこともしょっちゅうだったので、我が家では特にハードルにはなりませんでした。
ただ、家庭によっては、そこにこだわる方もいると思いますので、その場合は、搾乳してものを冷蔵・冷凍しておくか、交代制をあきらめるかしかないです。
人生何もかもは取れないので、何かを得るために何かを諦めるということはよくあります。
一日のうちの一回の授乳だけをミルクにするだけなので、そこまで抵抗もないかとは思いますが、ここは各家庭での判断になると思います。
育児の主担当でない人の寝かしつけスキル
主にパパさんの寝かしつけスキルということになると思いますが、オムツ替えや授乳に比べて、寝かしつけは、これをやればOKというものがありません。
また、かかる時間も赤ちゃんの眠さや機嫌等によって10分で済む場合もあれば、5時間くらい寝ないこともあります。
そういうわけで、やり方も決まってない、かかる時間もわからないという、育児の中で一番大変と言われる寝かしつけですが、こればっかりは経験を積んでもらうしかないと思います。
まずは昼間の比較的赤ちゃんが寝てくれやすい時間帯で、成功体験を積んでもらってから、夜にチャレンジしてもらうほうがいいかもしれません。
そして、この寝かしつけの経験をする中で、育児の大変さもわかると思います。
仕事の場合は、ある程度どうすればよいか、どこまでやればよいか(それを超えたらやらない)等が決まっていますが、寝かしつけは赤ちゃんが寝るまでです。
終わりは赤ちゃんが決めます。
どうしようもない中で、時には眠気や体の不調に耐えながら戦い続けなければならない大変さを理解してもらう絶好のチャンスです。
まとめ
育児は家にいる人の仕事ではなく、夫婦の仕事です。
色々と乗り越えなければならないハードルはありますが、こんなふうに育児を夫婦で協力してできると、身体的にも、精神的にも楽になりますし、お互いを思いやれる余裕ができるのではないかと思います。
夫婦で協力してより良い育児ライフを送りましょう!