どうも、ぱぱおです。
まめをさんが生まれてからはや2ヶ月、育休をとって毎日お世話をしていたわけですが、いろいろな変化で、寝かしつけがどんどん大変になってきて、なんとかしないとやばいと思っていました。
そして以前から気になっていた、赤ちゃんが寝かしつけなしで寝るというネントレ(ねんねトレーニング)をついに試すときがきたのではないかと思いました。
そこで、ネットでおすすめのネントレ本をあさり、常に上位に入っていて、生後1ヶ月からでもできるものを探しました。
それが「カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座」でした。
書籍は記事の最後に紹介しています。
ネントレをやったきっかけ
ネントレを始めるまでうちの寝かしつけは抱っこ一択でした。
他にも色々試しましたが、1回目はうまくいっても2回目以降は全然寝てくれず、抱っこだけが唯一寝てくれる寝かしつけでした。
でもその抱っこも生後1ヶ月を超えると、色々大変な事が増えていきました。
- 赤ちゃんの体重が増えてきて、腕、肩、腰、背中がしんどい
- 縦抱きじゃないと泣くようになり、下で支える手がそんなに長い時間もたない
- 抱っこした状態からのスクワットで寝かしつけていたら、スクワットじゃないと寝なくなってしまった
- 抱いている間に深い眠りまでいくことが少なくなった(結果背中スイッチが発動する)
- 縦抱きからベッドに寝かせるとビクッとなってすぐ起きる
- 無事ベッドに着地しても5〜15分で目をさますことが増え、寝かしつけループから抜けられない
慢性的な寝不足
そんな状況の中で、ままおさんの実家から我が家に帰ってきて、二人がかりで育児をしていてもなかなか睡眠が十分に取れなくなってきました。
また、完全に赤ちゃんに合わせて寝ていたので、いつ寝れるのかがわからず、寝たと思ったらすぐ起こされてということが続き、慢性的な睡眠不足になっていました。
一日中体が休まらない
病院でも、育児本でも、1、2ヶ月のうちは、赤ちゃんは昼夜の区別がつかないから、起きたらオムツを替えて、お乳を飲ませて、寝かしつけてと言うので、それをひたすらループしていました。
でも、赤ちゃんが眠くないときに寝かしつけようとしても寝ないし、ずっと起きてるとそれはそれで覚醒して寝ないしで、寝ない子を寝かしつけるループの中で心も体も日に日に疲弊していきました。
寝かしつけという不毛な作業
寝かしつけをしながら常々思っていたのは、寝かしつけという作業がそもそも必要なのか、この作業に意味はあるのか、ということでした。
寝かしつけれられないと寝られない生き物なんて他に聞いたことないので、本当に寝かしつけが必要なのかというのがずっと疑問でした。
他にそんな生き物がいるのかはわかりませんが、人間の赤ちゃんも寝かしつけ無しで寝るときは寝るのです。
ジーナ式ネントレとは
ざっくり書くと赤ちゃんが寝る時間と授乳の量をコントロールすることで、赤ちゃんが自分で寝るようになり、育児が楽しくなるメソッドなんじゃないかと思ってます。
もちろん、睡眠の時間と授乳の量だけでなく、寝かせるベッドのセットの仕方とか、寝かせるまでの持っていき方とか、他にも色々赤ちゃんがスムーズに寝れるようになるための方法がいっぱい詰まっています。
ただ、本質的な部分で言えば、目的は子育てを楽しめるようにすることで、そのためには、日中に睡眠時間と授乳量をコントロールして夜ぐっすり寝てくれるようにするということだと思います。
そのため、かなり細かくスケジュールが組まれてはいますが、日中の睡眠時間と授乳量が目標値に達していれば中身はある程度柔軟に変えても機能するものだと思います。
後で書きますが、実際我が家でのやり方も完全にジーナ式の本に書いてある通りではなく、7、8割を実践している感じです。
ジーナ式ネントレの1日のスケジュール
ジーナ式のタイムスケジュールは月齢によって細かく分かれていますが、ここでは現在我が家でネントレを始めた頃の、生後6〜8週の赤ちゃんのスケジュールを簡単に紹介します。
7:00 | 起床 | カーテンを開け、電気をつけて、おくるみを開く |
授乳 | 7:45までの間に35分授乳する | |
8:00 | 着替え | 赤ちゃんを洋服に着替えさせて、スキンケアをする |
9:00 | 昼寝 | 睡眠時間が45分を超えないようにお昼寝をさせる |
9:45 | 起床 | カーテンとおくるみを開けて赤ちゃんが起きるのを待つ |
10:00 | 覚醒 | 10:45までは赤ちゃんを寝かせないように起こしておく |
10:45 | 授乳 | 11:30までに30〜40分授乳する |
11:45 | 昼寝 | 睡眠時間が2時間半を超えないようにお昼寝をさせる |
14:30 | 起床 | カーテンとおくるみを開けて赤ちゃんが起きるのを待つ |
授乳 | 15:15までに30〜40分授乳する | |
覚醒 | 16:30までは赤ちゃんを寝かせないように起こしておく | |
16:30 | 水分補給 | 湯冷ましか薄めたジュースを少量飲ませる |
昼寝 | 寝るようであれば17:00まで寝させても良い | |
17:00 | 起床 | カーテンとおくるみを開けて赤ちゃんが起きるのを待つ |
授乳 | 20分授乳する | |
17:45 | お風呂 | お風呂に入れて、18:15までにマッサージをしてパジャマを着せる |
18:15 | 授乳 | 部屋を薄暗くして30〜40分授乳する |
19:00 | 就寝 | 22:00まで寝させる |
22:00 | 起床 | おくるみを開け、電気をつけて赤ちゃんが起きるのを待つ |
22:30 | 授乳 | 明るい中で、片方の胸から授乳する 部屋を薄暗くしてもう片方の胸から授乳する |
就寝 | 7:00まで寝させる 途中で起きるようであれば授乳し、寝かしつける |
スケジュールはざっくりこんな感じです。
はじめて見る方はこれでも結構細かいと思うかもしれませんが、実際はどっちの胸から何分あげて、その後反対の胸を何分あげるとか、その前に何ml搾乳するとか、さらに細かいスケジュールがあります。
なので、我が家では、これから書くように、ちょいちょい簡略化して実践しています。
我が家でのネントレのやり方
ジーナ式はそもそもスケジュールがかなり細かく組まれており、とりあえずやってみようという段階で、搾乳を含めた授乳量まできっちりやろうとすると、面倒くさくなって続かなさそうだったので、下に書いているように色々と簡略化して実践しています。
- 朝の着替えはしていない
- 搾乳はしていない
- ベッドでタオルを使ったシーツの固定はしていない
- マッサージはしていない
うまくいかなかったら、必要に応じて調整すればいいやと思って、まずおおまかにやってみることを優先しました。
また、我が家はジーナ式にあるやり方を完全に再現できる環境ではありません。
なぜなら、本来は赤ちゃんだけが寝る、静かで真っ暗にできる部屋が必要なのですが、我が家は
- リビング・キッチンと寝室がガラスの引き戸一枚でつながっている
- リビングの音は寝室にだだ漏れ
- 一応遮光しているものの、リビングの光も寝室にそこそこ漏れてる
- 赤ちゃんはベビーベッドだが、親も同じ寝室
という状況だからです。
それでも0日目の夜からその効果を実感することができました。
本が届いた初日の夜は、何となく中身を把握した頃には24時を過ぎていました。
本には最後の授乳はしっかりたっぷり飲ませてあげないと、途中でお腹が空いて起きてしまうというようなことが書かれていたので、とりあえず目いっぱいお乳をあげてもらってみました。
まめおさんが途中で寝そうになっても、何回も起こして飲ませました。
そしたら、なんと…5時間ぶっ通しで寝ました!!
いままでこんなことはなかったので、これは効果があるぞ、ということで翌日の朝から早速タイムスケジュールをジーナ式に合わせてやってみました。
ネントレをやってみた結果
奇跡としか言いようがない
これまで、まめおさんが一人で寝れたのは、車に乗ったときを除けば、1回だけでした。
2ヶ月間あって、毎日7、8回ねんねしているわけですから、450回くらいのうち1回だけです。
あとは全部抱っこで寝かしつけないと寝ませんでした。
それが、ジーナ式ネントレ初日の最初のねんねから、一人で寝たのです。
そしてその次のねんねも一人で寝ました。
途中で起きることも一切なく。
泣くこともなく。
信じられませんでした。
こんな事があるのか、と。
寝かしつけるどころか、寝落ちしてしまいそうになるのを、頑張って次のねんねの時間まで起こしておかなければならなくなったのです。
世界が完全に逆転しました。
寝かしつけるのではなく、寝そうになるのを起こしておく。
こんな日が来るとは夢にも思いませんでした。
それまでは、とにかく寝かせよう寝かせようと、色んな寝かしつけを試し、抱き方も揺らし方も色々研究してきたのに、それが全部いらなくなりました。
腕と肩と背中と腰の痛みから開放されました。
いつになったら寝るんだろうと思うこともなく、寝たら寝たで、すぐ起きないでくれとビクビクする必要もなくなりました。
寝かしつけられて寝ているのではなく、自分が眠くて寝ているから、簡単には起きません。
起きてもまだ寝る時間とわかっているので、寝かしつければ良いことが分かるし、寝かしつければ1〜15分くらいですぐ寝ます。
それにちょっと目が覚めそうでも、また勝手に寝始めます。
これまでの苦労の日々を考えると、まさに奇跡としか言いようがありませんでした。
はじめての休日
正午のお昼寝の後、3時間くらい赤ちゃんを起こしておく時間があり、そのときにまめおさんを連れて3人で散歩に行きました。
これまでも3人で散歩に行くことはよくしていましたが、日々の疲れのせいか、散歩自体をそこまで楽しめていなかったように思います。
でも、この日の散歩は、まめおさんが生まれる前の休日の散歩と同じように晴れやかな気持ちですることができました。
それも、スケジュールが決まっていて、睡眠がしっかり取れている上、今が散歩に適した時間だというのがわかっているからです。
まめおさんが生まれてから初めて、休日ってこんなだったな、と思い出すことができました。
1日目のネントレ経過
7時 起床
7時に起きて、カーテンを開け、おくるみを開き、電気をつけます。
まめおさんは眠さと眩しさと戦っているようで、10分くらいウニョウニョしていました。
その後授乳すると、すぐ寝そうになりますが、9時までは頑張って起こしておきます。
9時 昼寝①開始
9時になる20分前くらいからはあまり刺激しないようにして、9時前にはカーテンを閉めて暗くした部屋のベッドに移しておくるみで腕から下をくるみます。
すると、信じられないことに、そのまま寝始めました。
ようやく寝れるという感じだったのか、全く抵抗せずに寝始めました。
9時45分 昼寝①終了
またカーテンを開け、おくるみを開き、電気をつけます。
まめおさんは朝と同じようにウニョウニョしていました。
その後10時45分に授乳して、今度は11時45分まで起こしておきます。
話しかけたり、抱っこして飛行機ごっこをしたりして起こしておきました。
11時半 昼寝②開始
昼寝①と同様にベッドに移します。
早く寝たいという感じだったので、やっと寝れるという感じで、ベッドに移すとそのまま寝始めました。
2回も連続でセルフねんねできるとは思いませんでした。
次は2時まで寝かせておいて良いので、少しゆっくりしてお昼を作り、ゆっくり食べます。
これまでは、どちらが寝かしつけてる間に一人が食べて、食べ終わったら交代して、という感じだったので、早く変わらなきゃという気持ちがあり、ご飯を味わって食べることなんてできませんでした。
それが、2ヶ月ぶりに、まめおさんが生まれる前のように、ご飯をちゃんと作って味わって食べるという、以前は当たり前だったことができたのが、とても嬉しかったです。
ご飯がとても美味しいということは日々生きる上でとても大事なことだと再認識しました。
14時 昼寝②終了
昼寝①のときと同様にまめおさんを起こします。
ここから16時半までは起こしておく必要があり、天気もよかったので、まめおさんをつれて散歩にでかけました。
夜5時間まとめて寝れていて、頭がスッキリしていたのと、ジーナ式をはじめて、寝かしつけがなくなり、気持ちも体もとても軽くなっていたので、このときの散歩は本当に久しぶりに心から楽しめました。
これからはこんな日が続くんだ、というのも気持ちをすごく軽くしてくれました。
ジーナ式に出会わなければ、こんな日はなかなか来なかったと思います。
18時半 就寝
17時頃のウンチがものすごかったため、ちょっと早かったですが、お風呂に入れました。
お風呂を少し早めたせいで、18時半に寝始めました(このとき寝かしつけは無し)。
しかし、19時過ぎに目を覚ましてしまいました。
ままおさんに聞いたところ、赤ちゃんがお乳を飲んでいる途中で寝始めてしまい、その後起こしてお乳をあげようとするも、飲んでくれなかったため、そのまま寝かせたとのことでした。
あとで本を確認すると、
おっぱいやミルクを飲みながら眠ってしまった赤ちゃんをその後ベビーベッドに移すと、スケジュールどおりの時間まで眠らない可能性が高くなります。ウトウトし始めてから30〜45分経って浅い眠りのサイクルに入ったときに、ママが手を貸さなければもう一度寝つけないのです。
カリスマナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座
と書かれていて、起きるまでの時間もドンピシャだったため、何でもお見通しか!と驚きました。
この場合は、オムツを替えて半分目を覚ました状態でベッドに移してあげるべきだったようです。
寝る前に飲んだ量も足りていなかったため、目を覚ました後、お乳を飲ませ直すも、なかなか寝付いてくれず、結局20時になってようやく寝始めました。
このときは抱っこで寝かしつけをしましたが、完全に寝る前にベッドに移しました。
3分くらいぐずっていましたが、足元の毛布をピンと張ってまめおさんの足が上がらないようにしたところ、自分で寝始めました(シーツで下半身をしっかり固定するように本に書いてあったため)。
その後は予定通り、22時まで目を覚まさずに寝てくれました。
24時 就寝
22時にまめおさんを起こして、今日最後の授乳をします。
片乳は明るい状態で、もう片乳は部屋を薄暗くしてあげます。
授乳が終わったらベッドに移しますが、今回はすんなりセルフねんねはできませんでした。
その前の睡眠が途中で途切れてしまったせいなのか、初日でまだリズムが身についていないだけなのかわかりませんが、寝かしつけは必要でした。
とはいえ、23時頃に授乳は終え、寝たのは24時だったので、寝かしつけ自体は1時間位でした。
ジーナ式を始める前のここ数日は、最後寝るのは午前2時とか4時とかで、最後の寝かしつけに5〜8時間くらいかかっていたので、それに比べたら寝かしつけにかかった時間は格段に短かったです。
午前4時に目が覚めて授乳
午前4時頃目を覚ましましたが、朝方目が覚めた場合は授乳しても抱っこしてもいいからとにかく寝かしつけると書いてあったので、授乳して寝かせました。
このときは飲んだ後、眠そうにしていたので、そのままベッドに移すと特に泣くこともなく、一人で始めました。
そして、そのまま午前7時まで眠ってくれました。
思わぬ副産物
ジーナ式で生活リズムが整ったせいか、最近は1日1回くらいしかウンチをいっぱいしなくなってたんですが、ジーナ式をはじめて1日目で3回もウンチを大量にして、快便さんになりました。
特に最初のウンチはオムツの前、後ろ、横、足の全方向から漏れ出るくらいに大量に出ました。
もともとまめおさんのおなかはポンポンに膨らんでいたんですが、ジーナ式を始めてからだいぶ小さくなった気がします。
生活リズムがきちんとすることで、お腹の調子もよくなるのかなと思いました。
ネントレ1日目まとめ
本当に奇跡のような1日でした。
いつ赤ちゃんを寝かせればいいのかがわかる、寝かしつけをしなくていい、ということがこんなにも肩の荷をおろしくれるとは思いませんでした。
これまでの2ヶ月間の子育ては不確定要素しかなく、赤ちゃんがいつ寝るのかいつ起きるのか全然わかりませんでしたが、それが全て事前にわかっていると、今までできなかった色んなことができるようになりました。
料理をちゃんと作る、作った料理を味わって食べる、本を読む、テレビを見る等々、家の中でできることは、まめおさんが生まれる前と同じようにできるようになりました。
本当にジーナ式ネントレを初めて良かったです。
2日目も頑張るぞー!
書籍紹介
本には、ここでは書ききれない注意点や、Q&A、スケジュール通りにいかない場合にどうするか、用意しておくと良い育児グッズとその選び方まで細かく書かれているので、ぜひ一度読んでみることをオススメします。
内容が詰まっているので、少し読みにくい部分もありますが、いろんなケースについて他のネントレ本よりもかなり詳しく説明してくれているので、うまくいかずに困ったときにも役立ちます。
自分の月齢のスケジュール部分だけであれば13、4ページくらいなので、まずはそこだけ読んで始めてみるのでも良いと思います。
うちではこの一冊を教科書のように読み倒して使ってます(笑)
おかげで、数日間でほぼ寝かしつけなしで寝るようになってくれました。
2020年1月に改訂版が出ているので、そちらがおすすめです。
月齢に応じた寝かせ方のスケジュールはこちらから探すか、本を読んでみてください。
→ジーナ式ネントレの記事一覧