オムツ替えのやり方は、赤ちゃんを生んだ産院等で教えてもらうと思います。

しかし、細かい注意点等まですべて教えてくれるところはあまりありません。

そこで今回は、テープタイプのオムツについて、単なる替え方だけでなく、注意点やちょっとしたコツなんかも一緒にまとめました。

便のチェックについては【新生児】赤ちゃんの正常な便・心配な便を見てみてください。

オムツ替えのタイミング

以下の場合にオムツが汚れてないか確認してみてください。

  • 起きたとき
  • 泣いているとき
  • あやしてもむずがるとき

新生児の赤ちゃんはおしっこやウンチをたくさん貯めておけないので、頻繁におしっこやウンチをします

なので、頻繁に汚れているか確認して、汚れていればその都度オムツを替えてあげましょう。

ただし、寝ているときは起こしてまで無理にオムツを替える必要はありません

オムツが汚れている確認する方法

おしっこをしている場合、オムツの真ん中に青い線が現れます

オムツの青い線

青い線が出ていない場合にはウンチをしていないか確認します。

ウンチをしているかの確認は、オムツに鼻を近づけて匂いを嗅ぐか、オムツの股の部分からちらっと覗いてみます

よくわからなければ、オムツを開けてみましょう。

オムツの替え方

オムツ替えの準備

  1. 赤ちゃんを汚れても大丈夫な場所に移動する(あるいはおくるみ等を下に敷く)
  2. おしり拭きをすぐ取り出せるようにそばに準備する
  3. 新しいオムツを今はいているオムツの下にセットする

1について、赤ちゃんがかなり多めにウンチをしていることがわかっている場合には、新聞紙等、汚れたらそのまま捨てられるものを下に敷いておくと何かあった場合でも、被害が少なくて済みます。

2について、おしり拭きを温めておくか、ぬるま湯とコットンを準備しておくと、ウンチがこびりついて乾いてしまっているときにも、ふやかして取ることができます。

3について、オムツを下に入れる際、赤ちゃんの腰を浮かせますが、その際、赤ちゃんの足を上に持ち上げると股関節脱臼を起こす恐れがあるので気をつけましょう。

赤ちゃんの腰を浮かせるときには、足をがに股の状態(足が伸びている状態だと股関節脱臼を起こす恐れがあります)でつかんで、赤ちゃんの頭の方に倒すようにします。

お股、おしりをきれいにする

  1. はずしたオムツの汚れていない部分で取れる範囲の汚れをとる
  2. おしりふきで全体的に汚れを拭き取る
  3. 使い終わったおしり拭きは汚れたオムツの中に入れる
  4. 男の子の場合、おちんちんの裏側や先端、陰嚢のしわのところまできれいにする
  5. 女の子の場合、尿道炎になる恐れがあるので、必ず前→後ろ(外陰部→肛門)の方向に拭くようにし、割れ目の間もきれいにする

2について、赤ちゃんの肌は弱いので、なるべくこすらずに、できるだけポンポンと押し拭きするようにしましょう。

おしっこだけで汚れていないように見えても、おしり拭きでひと通りきれいに拭いてあげましょう。

また、背中の方まで汚れている場合は、無理に赤ちゃんの腰を上げて拭くのではなく、横にして背中を拭いてあげましょう。

おしりを拭いている最中に赤ちゃんがウンチやおしっこをする可能性があります

その場合に備えて、汚れたオムツを完全に開いてペタッと平にしてしまわないで、少し立てておくと良いです。

さらに、赤ちゃんのお尻がオムツの外に向かないようにコントロールしながら拭くようにしましょう。

汚れたオムツをとる

  1. 汚れがひと通り取れたら、赤ちゃんの腰を浮かせて、汚れたオムツを引き抜いて、横に避ける
  2. 汚れたオムツをくるくると丸めて、最後にテープの部分でとめる

1について、このときに新しいおむつがぺたっと倒れていると、新しいオムツを付ける前に赤ちゃんがウンチをして、飛び散る可能性があります。

なので、新しいオムツがお股のところにかぶさるようにしておくか、少し立てておくと最悪の事態を防げます

特に肛門のあたりを拭いているときはウンチをしやすいので気をつけましょう。

2について、漏らす可能性を少しでも減らすため、汚れたオムツを捨てるのは、新しいオムツをつけ終わってからにしましょう。

新しいおむつを付ける

  1. 新しいオムツの位置を再度調整する
  2. テープを留めて新しいオムツをつける
  3. ギャザーを外に出す
  4. 汚れたオムツを捨てる

2について、オシメのきつさは左右の隙間にそれぞれ指一本入るくらいのきつさにします。

また、新生児の場合、お腹が大きく、腰のほうが細いことが多いため、テープを逆ハの字になるようにすると、隙間が少なく、漏れにくくなります。

足をよく動かして、テープをいい位置で留めにくい場合には、一回で決めようとせず、ゆるくても良いので一旦仮留めしてから、タイミングを見計らってもう少しきつくするとうまくできます。

逆ハの字留め

オムツが赤ちゃんの足がガニ股の形になるのを妨げている場合、股関節脱臼を起こす可能性があるので、赤ちゃんの足の動きを妨げないようにしましょう。

こんな場合はどうする?

ウンチが股のところから漏れる

ギャザーというオシメの股の部分についている外側のヒラヒラした部分をしっかり外に出すようにしましょう。

これが内側に入り込んでしまっていると、漏れやすくなります。

また、オシメをとめるときに、横部分が折り込まれてしまったり、太股部分に隙間がないようにしっかり当てましょう。

ウンチが背中から漏れる

腰よりも少し上までオシメを当てるようにします。

また、オシメの左右の隙間にそれぞれ指一本入るくらいのきつさで、テープを止めるときに、テープが下斜めを向いて逆ハの字ができるようにします。

そうすると、お腹の形に沿ってオムツが固定されるので漏れにくくなります。

量が多すぎて拭ききれない

おしり拭きだけで拭ききれない場合は、大体きれいにしたら、お風呂場に連れて行って、洗面器に40℃くらいのお湯を張り、そこで洗い流しましょう。

終わったらバスタオルでしっかり水気を取ってオムツをつけてあげます。

おしりが赤くなっている

オムツに触れる部分が赤くなっているのであれば、おむつかぶれの可能性が高いです。

赤くなっている箇所はこすらないようにし、40℃くらいのお湯かそれを含ませたコットンで洗い流すようにして汚れを落とすようにしましょう。

その後、完全に乾燥させてからオムツをつけるようにします。

こまめにオムツを替えるようにして、汚れて蒸れている状態を短くしてあげましょう。

オムツの吸水性に問題がある場合もあるので、より吸収性、吸湿性のあるものを試してみるのもよいでしょう。

オムツのゴムの跡がくっきりついている

オムツのテープで止める部分に1〜3の数字が書かれているものが多いですが、それの3の辺りで留めているようであれば、オムツのサイズアップを検討しましょう。

そうでなければ、すこし太股部分に余裕をもたせてオムツをつけるようにしましょう。