どうも、ぱぱをです。
この記事を見ているということはネントレ(ねんねトレーニング)に多少なりとも興味があるということだと思います。
もし今寝かしつけやそれに伴う睡眠不足等がつらいのであれば、ネントレは根本的な解決になると思います。
それはネントレが、寝かしつけを楽にするのではなく、いらなくしてしまうからです。
この記事でネントレについて知ってもらい、育児を楽にする役に立てれば幸いです。
なお、他のネントレでもそこまで大きくやり方が異なるわけではありませんが、この記事は基本的にジーナ式のネントレを念頭に書いています。
ネントレとは?
赤ちゃんが規則な生活をし、寝かしつけなしで夜もたっぷり寝るようになることで、赤ちゃんもお母さん(お父さん)もハッピーになれる育児メソッドです。
ネントレって何をするの?
赤ちゃんをあらかじめ決まっているスケジュール通りに寝起きさせ、授乳します。
月齢に応じた具体的なスケジュールについてはこちらを見てみてください。
【関連記事】
【ジーナ式ネントレ】各月齢の授乳時間・睡眠スケジュールまとめ
このスケジュールは、赤ちゃんの要求を先回りして満たすと同時に、お母さんの食事や睡眠の時間を確保できるように組まれています。
また、赤ちゃんが抱っこじゃないと寝ない等のようになっている場合に、その癖を直し、一人で寝られるようにします。
ネントレってどんな効果があるの?
- 赤ちゃんが一人で寝られるようになる
- 起きている間、赤ちゃんがゴキゲンになる
- 赤ちゃんが夜まとまって寝てくれるようになる
- お母さんが、休憩時間や食事時間、睡眠時間を確保できるようになる
- 赤ちゃんもお母さんもハッピーになる
ざっとあげただけで、これだけの効果があります。
育児で一番大変なのは寝かしつけと言われていますから、それがなくなることで、育児が一気に楽になり、楽しいものになります。
我が家でもネントレを始めるまでは毎日の寝かしつけでボロボロになっていましたが、始めてからは夫婦で散歩や買物、(家で)映画を楽しんだり、赤ちゃんといっぱい遊ぶ気持ちの余裕ができました。
ネントレって赤ちゃんが可哀想じゃない?
ネントレは一部では、赤ちゃんを無理やり親の都合に合わせて寝起きさせる、親中心でこどもに対する愛情のないものだ、というように言われることがあります。
しかしこれは、ネントレの本質を知らない人が、ネントレの表面的部分を捉えていっているものです。
赤ちゃんが可哀想と言われるのは、主に
- 一人で寝られない赤ちゃんを泣かせっぱなしにする
- 赤ちゃんを分単位のスケジュールで管理する
- スケジュールに合わせて寝ている赤ちゃんを起こす
- 抱っこ等の触れ合いをしてはいけない時間がある
という部分を捉えて言われているようです。
一応、それぞれ簡単に説明しておきます。
●一人で寝られない赤ちゃんを泣かせっぱなしにする
一人で寝られるようにするためにそうすることもありますが、完全に放置するわけではなく、5〜10分おきに様子を確認し、声をかけます。
また、一人で寝られない赤ちゃんは睡眠を十分に取れなかったり、親も寝かしつけで疲弊し、結果的に赤ちゃんは十分な愛情を受けられない可能性があります。
赤ちゃんが一人で寝ることは、お互いにハッピーな子育てにするには必須の条件だと思います。
●赤ちゃんを分単位のスケジュールで管理する
このスケジュールはアメリカのプロのナニーが赤ちゃんの要求を先回りして満たすことで、赤ちゃんが泣く時間が最小になるようにしたものです。
なので、赤ちゃんとしては欲しいと思うときに授乳してもらうことができ、眠くなる頃に寝かせてもらえるので、決して嫌なものを押し付けられているわけではありません。
また、スケジュールが決まっていることで、お母さんが予定を組んで家事等をこなすことができ、ストレスの少ない生活を送ることができます。
●スケジュールに合わせて寝ている赤ちゃんを起こす
寝ている赤ちゃんを起こすのは可哀想と思われるかもしれませんが、昼間寝すぎると夜眠れなくなり、(親も夜眠れなくなるので)結果として赤ちゃんは質のよい育児を受けることができなくなります。
なので、赤ちゃんと親のために、寝ている赤ちゃんを起こすことも時には必要になります。
●抱っこ等の触れ合いをしてはいけない時間がある
赤ちゃんが寝る前には、スムーズに睡眠に入れるように、赤ちゃんを刺激しないようにする必要があります。
そのため、夜の授乳時には目を合わせたり話しかけたりしないようにと、ネントレ本に書かれていたりします。
そこまで厳密に守らなくても寝てくれる赤ちゃんもいるので、一切許されないというわけでもないです。
ネントレはいつから始められる?
ジーナ式のネントレは生後すぐから始めることができます。
ただ、産後すぐはお母さんの体調も元に戻っていないので、すぐ始めないといけないというわけではありません。
また、スケジュール通りにできなくても、いくつかのポイントを意識しておくことで、後でネントレスケジュールに移行しやすくすることもできます。
→【ジーナ式】ネンネトレーニング生後1週目のスケジュール
ネントレはいつから始めるのがいいのか
いつから始めるのがよいか、という点については、できるだけ早く始めたほうがよいと思います。
それは、寝るときの赤ちゃんの癖(抱っこされて寝る等)が長く続けば続くほど、治すのに時間がかかるようになるからです。
また、楽しい子育ての時間をより多くするためにも早めに始めることをオススメします。
途中の月齢からネントレを始めても大丈夫か
もちろん大丈夫です。
我が家でいつからネントレを始めたかというと、生後2ヶ月くらいの頃でした。
それまではひたすら抱っこで寝かしつけ続けてました。
だからこそ、ネントレのありがたさを身にしみて感じています。
ネントレの効果が出るまでどれくらいかかる?
これは個人差があるようですが、ネントレした人のほとんどは1週間以内で効果が出始めるようです。
早い人では初日からほとんど泣かずに、寝かしつけなしで寝る子もいるようです。
なので、悩んでいるのであれば、まずはやってみることをオススメします。
いつから始めるかによっても、効果が出るまでにかかる時間が変わってきます。
早く始めたほうが効果が出るのも早いです。
ネントレに失敗する場合もある?
ネットでもネントレ失敗したというような情報を目にすることがあります。
ただ、それらの記事を見ると、みんなきちんと書かれている通りにやっていないことがほとんどです。
失敗した例を書くと
- 昼間は寝かしつけをして、夜だけ寝かしつけをしない
- 決められたスケジュール通りに起こしたり、寝かせたりしていない
- 授乳のやり方を守っていない
基本的に中途半端にネントレをして失敗しているようです。
ネントレはただ、放っておけば寝るようになる魔法のメソッドではありません。
ちゃんと根拠があって、スケジュールが組まれていて、それ通りにやることで、赤ちゃんが自然と眠くなって、ぐっすり寝れるというものです。
そもそも中途半端にしかやっていないのに、ネントレに失敗した、やって後悔しているという人が多いようでとても残念です。
なので、やると決めたら、1日のスケジュールをすべて守り、途中でやり方を変えないことが大事です(途中で変えると赤ちゃんが混乱してしまいます)。
ネントレはやり方を間違えるとただ単に赤ちゃんに可哀想なことを強いるだけになってしまいます。
正しいやり方で赤ちゃんにもお母さんにもハッピーな育児ライフにしましょう。
書籍紹介
本には、ここでは書ききれない注意点や、Q&A、スケジュール通りにいかない場合にどうするか、用意しておくと良い育児グッズとその選び方まで細かく書かれているので、ぜひ一度読んでみることをオススメします。
内容が詰まっているので、少し読みにくい部分もありますが、いろんなケースについて他のネントレ本よりもかなり詳しく説明してくれているので、うまくいかずに困ったときにも役立ちます。
自分の月齢のスケジュール部分だけであれば13、4ページくらいなので、まずはそこだけ読んで始めてみるのでも良いと思います。
うちではこの一冊を教科書のように読み倒して使ってます(笑)
おかげで、数日間でほぼ寝かしつけなしで寝るようになってくれました。
2020年1月に改訂版が出ているので、そちらがおすすめです。