どうも、ぱぱをです。
これからネントレ(ねんねトレーニング)を始めようと思っている人向けに、(早産の場合は修正月齢で)生後1〜2週目までの赤ちゃん用のスケジュールをまとめました。
ジーナ式は生後すぐから始められますが、産院では赤ちゃんが欲しがったら飲ませるように言われると思います。
また生後すぐは体調が悪いこともあり、なかなかスケジュール通りにやるのは難しいかもしれません(なのでゆるく始めるやり方も紹介しています)。
それでもこの頃から1日のスケジュールを意識しているといないとでは後々違ってくると思います。
私がジーナ式のネントレを始めたのは生後8週頃でしたが、もっと早くからやっておけばよかったと思いました。
ジーナ式ネントレの前提知識
前乳と後乳
母乳は、吸いはじめの頃に出る前乳と、空になる直前に出る後乳で成分が異なり、後乳のほうが脂質が多く含まれています。
そして、後乳を飲ませることで赤ちゃんの腹持ちがよくなり、ぐっすり長時間寝てくれます。
なので、ジーナ式では基本的に前回最後にあげた方のお乳からあげて、それが完全に空になったら、反対のお乳をあげるというやり方をしています。
完全に空になったかどうかは、人差し指と親指で優しく乳首を搾ることで確認できます。
早い時期からの搾乳
赤ちゃんが欲しがる母乳の量よりも多くの量の母乳を作れるようにすることで、頻回授乳と授乳・ねんねの関連付けを避けます。
母乳は基本的に赤ちゃんが飲んだ量だけ作られるため、搾乳をしていないと、赤ちゃんの飲む量が増えるたびに、母乳の量が足りなくなり、頻繁に授乳が必要になります。
また、夜間の授乳も必要になるため、ねんね=授乳という誤った結びつきができてしまいます。
それらを避けるために、搾乳することで、赤ちゃんが飲む量+搾乳する量の母乳を作ることを勧めています。
疲れることなく起きていられるのは2時間まで
赤ちゃんがまだ小さいうちは、2時間以上起きていると疲れすぎてうまく眠れなかったり、眠りすぎてその後のスケジュールが崩れてしまいます。
なので、ジーナ式のスケジュールは起きてから2時間経ったら昼寝を挟むようになっています。
スケジュールを微調整する場合にもそのことを念頭に置いておくと大きく崩れることはなくなります。
あんまり長く寝させたくないときには、5〜15分だけとかでも赤ちゃんは割とスッキリしてごきげんになります。
赤ちゃんの寝かせ方
赤ちゃんを寝かせるのは、これらの条件を満たしている部屋が望ましいです。
- 遮光カーテン等で、昼間でもちゃんと暗くなる
- うるさくない
- 赤ちゃん専用で他の人は使わない
- 冷暖房で室温を調整している
ただ、すべて満たすのは難しいかもしれません。
我が家では暗さと室温だけやっていますが、ちゃんと効果はでています。
赤ちゃんを寝かせるときは、寝る20分前くらいから、赤ちゃんを刺激しないように、話しかけたり遊んだりしないようにします。
またベッドに移したら首から上だけがおくるみから出るように全身をくるみます(ただし6週目くらいまでには腕を出した半ぐるみに慣れさせます)。
くるんだ赤ちゃんの胸から下にシーツをかけ、シーツをホテルのベッドのようにしっかり固定します。
赤ちゃんの起こし方
赤ちゃんを起こすときは、シーツと赤ちゃんをくるんでいたおくるみを開き、カーテンを開けるか電気をつけて、赤ちゃんが自然に目覚めるのを待ちます。
10分くらい待っても起きないときは、オムツを変えたりお着替えをさせて起こします。
びっくりしてしまうので、赤ちゃんをいきなり抱き上げて起こしたりしないようにしましょう。
生後1週目までのネントレスケジュール
生後1週目の間は赤ちゃんを生んだ産院等で一緒に過ごすことが多いと思います。
そして産院では「3時間おきに授乳する」ように言われ、それ以外のやり方をすることは難しいかもしれません。
また、出産直後の体で細かいスケジュール管理をするのは大変だと思いますので、まず産院のやり方に合わせつつ、後でジーナ式に移行しやすいやり方を紹介します。
ゆるジーナ式ネントレスケジュール
3時間おきに授乳
ジーナ式でも、1週目については、基本的に3時間おきに5分ずつ左右の胸からあげるのでもOKとしています。
3時間のカウントは前回授乳を始めた時間からなので、前回7時にあげたとしたら、次は10時頃授乳を始めるようします。
この時期は、赤ちゃんが寝ていても3時間経っていたら起こして授乳します。
そして、おっぱいがしっかり出てくるようになるまで、毎日数分ずつ授乳時間を増やします。
うまくいけば、3〜5日で赤ちゃんがおっぱいを吸う時間が増えて、片方の胸だけでお腹いっぱいになります。
もし数日経っても、3時間経つかなり前にお腹が空いて泣くようであれば、最初の胸が空っぽになっていることを確認した後に、もう片方の胸からもあげるようにします。
オムツ替え→授乳→寝るの繰り返し
赤ちゃんが生まれて一週目はひたすらオムツ替え→授乳→寝るの繰り返しです。
ただし、生まれてすぐはおっぱいがあまり作られていなかったり、赤ちゃんがうまく吸えていなかったりで、授乳後すぐに寝ないで泣くこともあります。
病院であれば、赤ちゃんの体重を測ることができると思うので、授乳前後で赤ちゃんの体重を測り、ちゃんとおっぱいが飲めているか確認すると良いです。
ちゃんと飲めていないようであれば、助産師さんに確認して、ミルクを足しましょう。
この時期の赤ちゃんは基本的に泣いたら授乳でOKです(ただしミルクの飲ませ過ぎは注意です)。
しっかりジーナ式の1日のネントレスケジュール
ここからは出産直後からジーナ式を始められるという人向けに、母乳で育てる場合の1週目の授乳時間と睡眠スケジュールをまとめています。
7:00 | 起床 | ・赤ちゃんを起こす |
授乳 | ・張っている胸から30分程度飲ませる ・もう片方の胸から60〜90ml搾乳する ・搾乳後の胸から10〜15分授乳する ・8:00以降は授乳しない | |
8:15 | 昼寝 準備 | ・寝室に連れて行き、寝室を暗くする ・オムツとシーツを確認する |
8:30 | 昼寝 | ・赤ちゃんが眠ってしまう前にベッドに寝かせる ・9:00までには赤ちゃんをくるんで部屋を出る ・昼寝が1時間半を超えないようにする |
9:45 | 起床 | ・赤ちゃんを起こす |
10:00 | 覚醒 | ・赤ちゃんが完全に目を覚ましているようにする |
授乳 | ・前回最後に飲んだ方の胸から30分程度授乳する | |
覚醒 | ・10:45までは赤ちゃんを起こしておく | |
10:45 | 搾乳 | ・授乳しなかった方の胸から60ml搾乳する |
11:00 | 授乳 | ・搾乳した方の胸から15〜20分授乳する |
11:20 | 昼寝 準備 | ・赤ちゃんを寝室につれていき、ベッドに寝かせる ・11:30までには赤ちゃんをくるんで部屋を出る ・10分以内に寝ない場合、張っている胸から10分授乳する |
11:30 | 昼寝 | ・昼寝が2時間半を超えないようにする ・途中で起きた場合は10分くらい様子を見る ・再度寝始めない場合、20分程度授乳する |
14:00 | 起床 | ・完全に目を覚ましているようにする |
授乳 | ・14:00には授乳を始める ・前回授乳した胸から30分程度授乳する ・もう片方の胸から10〜15分授乳する ・15:15以降は授乳しない | |
覚醒 | ・15:30までは赤ちゃんを寝かせないように起こしておく | |
15:30 | 昼寝 | ・赤ちゃんを寝室につれていき、ベッドに寝かせる ・17時以降は寝かせないようにする |
17:00 | 起床 | ・17時までに赤ちゃんを起こしておく |
授乳 | ・前回授乳した胸から25〜30分授乳する ・もう片方の胸は沐浴後まであげないようにする | |
17:45 | 沐浴 | ・日中や直前の昼寝が十分でない場合早めにお風呂に入れる ・18:15までにマッサージをしてパジャマを着せる |
18:15 | 授乳 | ・18:15までに部屋を薄暗くして授乳を始める ・前回授乳時に胸が空っぽでなかった場合、その胸から授乳する ・その後もう片方の胸から20〜25分授乳する ・最後に目を覚ましてから2時間後にベッドに連れて行く |
19:00 | 就寝 | ・この時間までには赤ちゃんをベッドに寝させる ・10〜15分で寝ない場合、張りの強い胸から10分くらい授乳する ・授乳する場合、薄暗い中で、目を合わせないようにする |
21:45 | 起床 | ・おくるみを開け、電気をつけて赤ちゃんが起きるのを待つ ・少なくとも10分はそのまま待つ |
授乳 | ・前回授乳した胸から25〜35分授乳する ・明かりを少し落とし、もう片方の胸から20〜25分授乳する ・赤ちゃんに話しかけたり、目を合わせたりしない ・この授乳は1時間以上かけないようにする | |
夜間 | 授乳 | ・出産時の体重が3200g未満だった場合は、2:30に起こして授乳する ・3200〜3600gの場合は、遅くとも3:30までに起こして授乳する |
2〜4週目のスケジュールへのステップアップ基準
- 体重が3200gを超えている
- 出生時の体重まで回復し、1日約30gの割合で体重が増えている
- お昼寝の時間によく眠り、起こすまで起きないことが多い
- 25〜30分でおっぱいを飲み切ることが多い
- 無理なく1時間半起きていられる
これらの基準がクリアできていれば、2〜4週目のスケジュールに移行しても大丈夫でしょう。
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書籍紹介
本には、ここでは書ききれない注意点や、Q&A、スケジュール通りにいかない場合にどうするか、用意しておくと良い育児グッズとその選び方まで細かく書かれているので、ぜひ一度読んでみることをオススメします。
内容が詰まっているので、少し読みにくい部分もありますが、いろんなケースについて他のネントレ本よりもかなり詳しく説明してくれているので、うまくいかずに困ったときにも役立ちます。
自分の月齢のスケジュール部分だけであれば13、4ページくらいなので、まずはそこだけ読んで始めてみるのでも良いと思います。
うちではこの一冊を教科書のように読み倒して使ってます(笑)
おかげで、数日間でほぼ寝かしつけなしで寝るようになってくれました。
2020年1月に改訂版が出ているので、そちらがおすすめです。
ネントレでよりよい育児ライフをおくりましょう!