どうも、ぱぱおです。
これまでジーナ式ネントレいいよ!ということをメインで書いてきましたが、もちろん、大変なことがないわけではないです。
ジーナ式ネントレを始める前までの大変さに比べれば、ジーナ式ネントレの大変さは今のところ大したものではありませんが、もちろん大変さもあります。
これからジーナ式ネントレを始めようと思っている人は、結構大変なんじゃないの?と思っている人もいるでしょうから、そのへんで役に立てれば良いなと思います。
環境の整備がちょっと手間
ジーナ式ネントレでは、赤ちゃんを寝かせるベッドから部屋の環境まで結構細かく書かれてます。
すべてをその通りにしなくても寝てくれますが、最初はどれが大事で、どれが割とゆるくても大丈夫なのかがわからないので、頑張って全て本に合わせようとすると大変です。
ちなみにどんなものがあるか、一部抜粋して書くと
- 赤ちゃん用の子供部屋を用意する(やってない)
- おむつ替えやお昼寝は子供部屋でする
- 2〜3年使えるベビーベッドを用意
- 授乳用の椅子を子供部屋に用意(やってない)
- カーテンは遮光効果のあるものを用意する
- 明かりを消してカーテンを引いたら反対側の人が見えないくらい暗くなるようにする(ここまではできてない)
こんな感じです。
やってないものや、やってはいるけど完全にはできてないものもあります。
まずはできる範囲でやる形でよいと思いますが、別々のベッド(布団)と部屋を暗くするのは最低でもやったほうがよいと思います。
授乳時間が長い
ジーナ式では、赤ちゃんに一回でしっかり飲んでもらうために、母乳の場合、授乳時間が両乳合わせて30分〜40分くらいあります。
赤ちゃんはお腹いっぱいになるまで飲み続けるとは限らず、3分くらい飲んで寝始めてしまうこともあると思います。
でも、それだど結局すぐにお腹が空いて、ぐずり始めてしまうので、寝そうな赤ちゃんを頑張って起こしながら、お乳を飲ませる必要があります。
それが可哀相だったり、場合によっては大変だったりもしますが、ゲップをさせたり、オムツを変えたり、ベッドに移したりして、目を覚まさせて授乳を続けなければなりません。
ただ実際には、両乳合わせてすぐに飲み終わってしまって15分とかで終わってしまう場合もあります。
赤ちゃんがしっかり飲んでくれていれば、時間は目安程度でもいいのかもしれません。
常に時間を気にしてないといけない
ジーナ式では5分単位で授乳時間と睡眠スケジュールが決まっています。
例えば、6〜8週目の赤ちゃんでこんな感じです。
7:00 | 起床 | カーテンを開け、電気をつけて、おくるみを開く |
授乳 | 7:45までの間に35分授乳する | |
8:00 | 着替え | 赤ちゃんを洋服に着替えさせて、スキンケアをする |
9:00 | 昼寝 | 睡眠時間が45分を超えないようにお昼寝をさせる |
9:45 | 起床 | カーテンとおくるみを開けて赤ちゃんが起きるのを待つ |
10:00 | 覚醒 | 10:45までは赤ちゃんを寝かせないように起こしておく |
10:45 | 授乳 | 11:30までに30〜40分授乳する |
11:45 | 昼寝 | 睡眠時間が2時間半を超えないようにお昼寝をさせる |
14:30 | 起床 | カーテンとおくるみを開けて赤ちゃんが起きるのを待つ |
授乳 | 15:15までに30〜40分授乳する | |
覚醒 | 16:30までは赤ちゃんを寝かせないように起こしておく | |
16:30 | 水分補給 | 湯冷ましか薄めたジュースを少量飲ませる |
昼寝 | 寝るようであれば17:00まで寝させても良い | |
17:00 | 起床 | カーテンとおくるみを開けて赤ちゃんが起きるのを待つ |
授乳 | 20分授乳する | |
17:45 | お風呂 | お風呂に入れて、18:15までにマッサージをしてパジャマを着せる |
18:15 | 授乳 | 部屋を薄暗くして30〜40分授乳する |
19:00 | 就寝 | 22:00まで寝させる |
22:00 | 起床 | おくるみを開け、電気をつけて赤ちゃんが起きるのを待つ |
22:30 | 授乳 | 明るい中で、片方の胸から授乳する 部屋を薄暗くしてもう片方の胸から授乳する |
就寝 | 7:00まで寝させる 途中で起きるようであれば授乳し、寝かしつける |
さらに、実際にはどっちの胸から何分あげて、その後反対の胸を何分あげるとか、その前に何ml搾乳する等、細かいスケジュールがあります。
なので、赤ちゃんが寝ているときでもあと何分で起こさなきゃとか、後何分しないと授乳できないとか、色々と時間の制約があります。
ただ5分とかであれば、我が家では誤差として気にせず進めていますが、大体スケジュール通りに寝てくれています。
なので1分単位で時間を気にする必要はないとは思います。
赤ちゃんが泣いてもあやすのを我慢しなければいけない
おそらくこれが、ネントレをする上で必須で、ママ・パパが一番つらいものだと思います。
ジーナ式でも、しっかり体重が増えていて、寝る準備がちゃんとできている場合には、ねんねの時間に赤ちゃんが泣いても、それまでやっていた寝かしつけをしてはいけません。
それをしてしまうと、赤ちゃんが、泣けばその寝かしつけをしてもらえると学習してしまうからです。
ただジーナ式の本の中で、6ヶ月に満たない赤ちゃんについては、5〜10くらい経ったら様子を見に行くように書いています。
また、ゲップが全部出ていなくて苦しいとかお腹が空いている場合には2、3分でも泣かせてはいけないと書いています。
6ヶ月を超えた赤ちゃんで、間違った癖がついてしまっている場合に、最終手段として、医師の診断のもと、一定時間放っておくというやり方をするようです。
我が家では生後8週くらいでジーナ式のネントレをはじめましたが、やはり泣いている赤ちゃんをベッドにそのままにしておくのはとてもつらかったです。
早く抱っこしてあやしてあげたいと思いながら、時計とにらめっこして我慢していました。
でも、5分とかで泣いていた赤ちゃんが寝始めるのを何度も見るうちに、「ごめんね」から「がんばれー」と思うようになりました。
ただ、夜はそのまま寝かせておいても寝ないときもあり、過呼吸みたいにヒューヒューしながら泣き始めたら、我が家では一回抱っこして落ち着かせます。
寝かしつけるのではなく、抱っこして安心させてあげてから、起きている状態でベッドに移すと再び寝始めたりします(ダメな場合はそれを繰り返します)。
スケジュールが崩れると収拾が大変
ジーナ式は授乳時間と睡眠スケジュールがきっちり決まっているだけに、そのスケジュールが大きく崩れてしまうと、その日のスケジュールは収拾がつかなくなります。
例えば本来なら昼間4時間までしか昼寝しちゃいけないのに、8時間昼寝してしまったとかになると、もはや夜何時に寝てくれるのか、どれくらい寝てくれるのか、予想不能になります。
頑張って寝かしつけるか、眠そうになるまで待つかくらいしかないです。
ただ、数日間崩れたくらいであれば、朝7時に起こして、またスケジュール通りに過ごさせることで、すぐに元に戻ります。
理解してくれない人もいる
赤ちゃんが欲しがるときに授乳し、赤ちゃんが眠そうになったら寝かせるというやり方(ディマンド・フィード)が今も昔も産院で教えられる赤ちゃんの育て方です。
なので、それで育て上げた人や、それが正しいと思っている人からは、自分の都合に赤ちゃんを合わせさせていて、赤ちゃんが可哀相とか言われるかもしれません。
ジーナ式が目指すのは、親も赤ちゃんもハッピーになることです。
ディマンド・フィードで親も赤ちゃんもハッピーならそれはそれでいいと思います。
しかし、多くの人が、赤ちゃんの寝かしつけやぐずりに悩まされて、ときに産後鬱になったり、自分は親失格だと思ってしまったり、ネグレクトや虐待までいってしまう親もいます。
親がハッピーでいなければ、赤ちゃんも愛情を十分に受けられないのではないでしょうか。
親は仏ではありませんから、身体的にきついことが精神的にストレスになったり、自分や赤ちゃんにイライラしてしまうこともあるでしょう。
結局は親がハッピーで気持ちの余裕がある方が、赤ちゃんもまた余裕を持って受けとめてもらえるのでハッピーになるのではないか、とぱぱおは思いますが、考え方は人それぞれです。
自分の子は自分の考え方で育てるという強い意志がないと実践するのは難しいかもしれません。
以上、ジーナ式ネントレをやる上で大変だったことでした!
書籍紹介
本には、ここでは書ききれない注意点や、Q&A、スケジュール通りにいかない場合にどうするか、用意しておくと良い育児グッズとその選び方まで細かく書かれているので、ぜひ一度読んでみることをオススメします。
内容が詰まっているので、少し読みにくい部分もありますが、いろんなケースについて他のネントレ本よりもかなり詳しく説明してくれているので、うまくいかずに困ったときにも役立ちます。
自分の月齢のスケジュール部分だけであれば13、4ページくらいなので、まずはそこだけ読んで始めてみるのでも良いと思います。
うちではこの一冊を教科書のように読み倒して使ってます(笑)
おかげで、数日間でほぼ寝かしつけなしで寝るようになってくれました。
2020年1月に改訂版が出ているので、そちらがおすすめです。